侵入者から住まいを守る

ホームセキュリティーのしくみ

昔から銀行や美術館、デパートなどのお店では
専門のセキュリティシステムと契約するのが当たり前ですが、
最近ではホームセキュリティーシステムも
身近なものになってしまいましたね。

残念といえば残念ですが、それが時代の流れと言ってしまえば、
嘆いても仕方のないことですよね。

自分でいくら防犯対策をしても、100%安全とはいえません。
防犯をプロに任せるのもひとつの手段ですよね。
実際に、ホームセキュリティーシステムに
助けられたケースはどれだけ多いことでしょう。

さて、ホームセキュリティーシステムを検討するにあたって
チェックポイントを紹介しておきますね。

【セキュリティの内容は?】
防犯、火災、ガス漏れ、が一般的です。
救急や非常事態の場合も、任意でボタンを押すと
警備員が来てくれます。

【異常発生から到着までのタイム】
素晴らしいホームセキュリティーシステムを導入しても
警備員が来るのが遅ければ何の意味もありません。

【いくらかかるの?】
企業によって独自の料金体系の上に、守る家の大きさ、
セキュリティシステムのオプションで大きな差が出てきます。
機器もリースか買い取りなのか検討事項です。

【補償制度】
ホームセキュリティーシステムを導入しても、
侵入犯の被害に遭うことがあります。
この場合、ホームセキュリティー会社に、被害額を
どれだけ補償してもらえるのか確認しておきましょう。

見落としがちな玄関ドアの防犯対策

窓は防犯対策をしても、
玄関のドアって忘れがちではありませんか?
鍵さえしっかり防犯対策しておけば安心ですみたいな、
漠然とした安心感があるというか、ね。(^^)

実は、玄関ドアで大切なのは、鍵だけじゃないんですよ。
外と繋がっている部分、たくさん見落としていますよね。

【幅の広い優雅な玄関デザイン】
まず、玄関の周りにガラス窓ありませんか?
割ったら、内側から鍵の操作ができてしまいませんか?

【ドアスコープも外と繋がる穴】
ドアにドアスコープはついていますか?
アパートやマンションに多いですよね、内側からの覗き穴です。
アレも、外からも中が見える特殊なレンズが売られているので
ドアの内側に、目隠しになるものを
インテリアの一部として、かけておくと安心です。

【面倒ですが、ドアチェーンもあれば安心】
不意の侵入から身を守ったり、時間を稼ぐことができます。

【新聞受けがドアについている家】
古い家によくあることで、受け皿がなく
目隠しができていないことがとても多いです。
これって、覗き放題、手を突っ込み放題で
鍵がかかっていないのと、ほぼ同じ状態で怖いですよね。

【ドアのすき間、立て付けが悪い】
針金や棒が簡単に入ってきます。こじ開けることも可能です。

【ちょうつがいが小さい、ボロボロ】
ドアを止めているちょうつがいが古いと壊れやすかったり、
軸のカタチによっては、止めている金具が抜けることがあります。
ドアごと外される事態にもなりかねませんよ。

侵入させない窓にするには

侵入者の侵入経路として最も多いのが「窓」です。
どこの家にもあるものですよね。

防犯を考えるとなければいいのかもしれませんが、
窓がなくては普段の生活が息苦しいですし、
暮らしにくくなってしまいます。

ところで、一般的な窓についている鍵というと、
2枚の窓ガラスを固定するアレですよね。
何かのカタチにしていませんか?

この金具、クレセントという名前なんですよ、知っていますか?
名前どおり「三日月」みたいでしょ?(^^)
でも、このクレセント、非常に防犯性が低いのが難点で
防犯性を考えると、コレだけでは安心できないレベルです。

そうです、家中にある窓は格好の侵入口。
クレセントだけでなく、どう防犯性を強化できるのか
ポイントを紹介しますね。

・ワンウィンドウ・ツーロック、クレセントには必ず補助鍵を。
・窓ガラスを強化ガラスにする。
・窓に防犯センサーを付ける。
・雨戸やシャッターを閉めるの習慣をつける。
・雨戸が付けられない窓には、面格子をつける。

もう一つ大切なことですが「頭が入れば体も入る!」
30cm×30cmの小さなすき間からでもb大人1人が入ることができるんですよ。

小さい窓だからと油断しないことです。
室内に通じる場所には、何らかの対策を講じてくださいね。

カム送り開錠を阻止するには

カム送り開錠という新手のかぎ開け方法があります。
ピッキングやサムターン回しより知名度は低いかもしれません。

実は、2002年の秋に、
警察が、カム送り開錠の手口を公開して注意を呼びかけました。
被害が広まる前に警笛を鳴らしたために、
被害件数が少ない状態で対策が取られたことが
功を奏したと言えるでしょう。

カム送り開錠が狙うのは、シリンダー(鍵穴)です。
シリンダーを囲う部分にある、ほんの僅かなすき間に針金を差し込み
内部の「カム」という部品を操作して開けるという
なんともまあ、凝ったというか、
テクニックが必要とされる開錠方法です。

カム送り開錠が容易・可能な鍵の一覧は
警視庁が公開していますので、自宅の鍵をチェックしてくださいね。
http://www.npa.go.jp/seiankis7/case.htm
対策部品を用意している鍵メーカーもありますので
該当する場合は問い合わせるのが良いですね。

窃盗団も、侵入者も、次から次へと侵入方法を考えます。
ひとつ予防策が出ると数が減って、また新しい方法でドアを開ける、
昔から、いたちごっこの繰り返しですが
ひとつひとつに敏感に対応することが、防犯に繋がります。

サムターン回し対策は簡単にできる

サムターン回しって聞いたことありますよね。

フィギュアの技とか、皿回しの仲間じゃないですよ…(^^;;

コレ、何をまわすかご存知ですか?
いやいや、回すのはサムターンなんですけど、
サムターンって何か解りますか?

サムターンというのは、ドアノブの部屋側にある小さなつまみ。
親指と人差し指で挟んで、鍵を開けるときに使うアレです。

「へー、あれ、サムターンって言うんだ〜」じゃなくって…(^^;;

あんなものどうやって外から回すの?!なんて思いますが、
ドアに穴を開けて、90度に曲がった金具を突っ込んで
カチリとやると、簡単に開いちゃうんですよね…。

ドアに穴を開けるのも、小さなドリルなので音は小さいですし
覗き穴のレンズをはずしたり、
新聞受けの穴から、金具を突っ込まれることもあります。

複数人で犯行に及ぶので、見張りがいることが多く、
万一見つかっても目立ちにくいですよね。

この古典的な方法から住まいを守るには、
古典的な方法で対抗しましょう。
サムターンの部分を、筒などで囲って(覆って)しまうのです。
要するに「金具で回せないように加工する」のです。
他には、サムターンにも鍵がついているものを使うと
確実に防犯性を上げることができます。

ピッキングに効果的な対策

ピッキングがどういうものか理解と、
どのような対策をすればいいかよく解りますよね。

ピックングで狙われるのは、ズバリ鍵本体です。
ですので、鍵の防犯を強固にすれば良いことになります。

具体的に、どういった対策をするか3つご提案しますね。

【主鍵を防犯効果の高いものにグレードアップ】
特に、ドアノブに鍵穴があるタイプの鍵を使っている場合
非常に壊れやすく、構造も簡単なため危険です。
早急に、鍵穴とドアノブが別になっているタイプの
面付け箱錠(鍵の機構を室内側に取り付けるタイプ)に
取りかえるか、補助鍵を付けるなど対策をしましょう。

【ピッキングに強いシリンダーに換える】
まず、シリンダーとは「鍵の入る部分、鍵穴」です。
防犯性能が高いシリンダーかどうかは、
カギ山の数や深さで見ることができます。
カギ山の数が多く、溝が深いものは、防犯性能が低いです。
一度お持ちのカギをチェックして、再確認してくださいね。
シリンダーの交換は自分でも出来ますので、
安全性の高いカギを認定したリストを参考にして、
防犯性能の高いものに交換すると良いでしょう。
http://www.jlma.org/Topics/cp-c_list.htm

【補助錠をつける】
鍵本体の交換や、シリンダーの交換は有効なのですが、
借家や賃貸物件だと、自由に交換ができない場合もあります。
そんなときは、頑丈な補助錠をつけましょう。
補助鍵は1つといわず、2つでも全く構いません。
付ける場所ですが、主鍵と少し離れた位置が良いです。
離しすぎると、主鍵が開いたあと強い力をかけられた場合に、
補助鍵自体に負荷がかかり、壊れてしまうこともあるのです。

ピッキングの特徴を知る

ニュースを見ていると「手口はピッキングで…」

こんな使われ方で、誰もが知っているピッキングという
カギの開け方ですが、その詳細までも
ご存知の方は少ないのではないでしょうか?

ピッキングとは、鍵穴に細い耳かきのようなカタチをした
特殊な工具「ピッキング用具」を使って、
カギを開けることです。

カギ本体を壊さないので、
大きな音が経つわけでもなく、壊れる部分もありません。
このため、犯行に気が付かないケースも見られます。
カギを開けるのにかかる時間は、ほんの数秒。
長くても数分で簡単に開いてしまうのです。

ピッキングで狙われやすいカギは、旧式のもの。
古い建物、古い鍵は、出来るだけ早く防犯性の高いカギに
交換するようにしてくださいね。要注意ですよ。

ドアを開けたら侵入者がいた…!!

家に帰って一息ついたら、ゴソゴソ…

あれ?!誰かいる…?

「キャー!!!!!!」

「静かにしろぉ!黙っていれば命だけは助けてやる!」

これも、超ありがちな侵入者とのやりとりのイメージですよね。

でも、不審者との遭遇はあまりにも非現実的だからこそ、
こんなイメージを抱いていられるのです。

よく考えてみてくださいよ、
実際、本当にこんなケースに出会ったら、
自分は逃げることが出来るのか、パニックになってしまうのか、
想像することもできませんよね。

そこで、そんな時はどうするのがいいかなのですが
ケースバイケースで、絶対的な手段は挙げられませんが
まず、命を第一に考えなくてはなりませんね。

まず、侵入者と家の中で出会わないことが第一です。
家に入る前に、不審な様子はないか、いつもと違う感じがないか、
第五感を超えて、六感まで働かせて嗅ぎ取ることです。

玄関のカギが開いていた、閉めたはずの窓が開いているなど
何かアクションが加えられた様子があるなら
自分の勘違いだったとしても、
まずは疑って、助けを求めるのが正解です。

もし、もし、部屋で侵入者と出くわしたら、
叫んで逃げて、助けを求めてください。
特に、侵入者は見られること、捕まることを嫌いますので
何らかの犯行に遭遇した、見てしまった場合、
パニックになった犯罪者が、いっぺんに凶暴化して、
命を狙われる危険性が非常に高くなります。

凶器を隠し持っていることもあるので、
格闘するのは、絶対に止めてくださいね!!

犯罪者は日常生活に溶け込み上手

泥棒というと、どんな姿をイメージしますか?

顔には口ひげがあって、ほっかむりをして
サンタさんのようにカラクサ模様の大きな風呂敷包みを持って、
黒いジャンバーに、茶色のズボン…

こういういうイメージがありますが、
コレってなぜか日本全国共通ですよね。(^^;;

怖い人のイメージも、黒ずくめのスーツにサングラス…とか、
「いかにも!」なイメージは、誰もが持っているものです。
ちょっと脱線して、みんなでイラストを描きあうとと面白いかも。
きっとドロボーのイメージはみんな同じですよ。

しかし、実はこのイメージが厄介モノで、
泥棒がカモフラージュされるひとつの要因かも知れません。

例えば、実際の泥棒の身なりなんですが、
本当にアヤシイ姿で、夜中にコソコソやっていると思いますか?

実は、イチバン多いのが「会社員風のスーツ姿」。
もしくは、作業員や工員風の「作業着」。

そんな姿で庭に入ってきているのを見かけても、
全く不審じゃないですよね…!

しかも、動く時間帯は
「午前8〜10時」が最も多く、次点が「午後」なのです。
人がいない時間を狙って「昼間に侵入」するのです。

そして、物色時間は約15分だとか。
「ちょっとコンビニに…」がターゲットになりかねません。

どうですかこのデータ?
身なりで判断することがどれだけ怖いことか、よく解りますよね。

侵入者はこんなキモチで狙っている

何をするにしても、
まずは「相手を知ることから」と言いますよね。

なので、犯罪者のキモチを知れば、対策が講じやすいのでしょうが、
さすがに、一度空き巣になってみるなんて、
絶対にオススメできません。

わ!しちゃダメですよ!!(゚_゚i)

そんなことをしなくても、
加害者の心理状態や行動パターンを知ることができます。
空き巣狙いで逮捕された人のアンケート結果があるので、
ぜひご一読くださいね。

1)狙いやすい家とは
・アパートや新興住宅地(人付き合いが薄そう)
・雑居ビルが多い街
・古い個人住宅(老人だけの家など、防犯対策が甘い)

2)下見でチェックすること
・留守の家が多く、人通りと人目が少ないこと
・逃げやすいかどうか
・金目のものがありそうか

3)留守の確認の仕方
・インターフォンで呼んでみる
・しばらく様子を見る
・表札の名前から電話番号を調べてかける
・窓に石を投げて反応を見る
・雨戸の閉めっぱなし、新聞や郵便物の溜めっぱなし

4)犯行を諦めた理由
・近所の人に声をかけられた、不審な目で見られた
・補助鍵がついていた(防犯意識が高そう)
・犬を飼っていた
・ホームセキュリティがついていた

コレを見るだけで、ビックリもするのですが、納得もします。
冷静に狙う家を吟味しているんですね。

本当に貴重な意見ばかり!
防犯のヒントがたくさん隠れていることがよく解りますね。(^^)

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